旦那の浮気相手からの手紙
夫が子供と遊びに出かけた日曜日の午前中、寝室の片づけをしていたら、夫のいつも使っているカバンの内ポケットからほんのちらっとかわいらしい花柄封筒の先が顔をのぞかせていました。
私は普段なら夫の持ち物をチェックするなどという無粋なことはしません。
たまたま鞄の位置が邪魔で持ち上げたときに内側が見えたんです。
結婚して10年になりますが、そのあたりはわきまえているつもりでした。
でも、それはなぜか、ばっちりと私の目に留まり、不穏な感じがしてつい手を伸ばしてしまったんです。
見つけてほしいとでもいうかのようにちらっと顔をのぞかせていたその封筒は、夫の浮気相手からの熱烈なラブレターだったんです。
本気を感じさせる熱烈な思いがこもったラブレター
手紙は、夫とそういう関係になってしまったことでものすごく罪悪感が襲ってきていること、でも軽い気持ちで誘ったわけでもそういう関係になったわけでもないことなどが延々と綴られていました。
文面から察するに、夫は飲めないお酒を飲んで正体がないまま彼女のマンションで一晩を過ごし、翌朝に驚いて、謝りながら、なかったことにしてほしいと彼女との関係を終わらせようと、間違いだったと、気持ちはないんだということを伝えたことに対して、どうしてもあきらめきれない、だましてごめんなさい、嫌いにならないでというようなことでした。
夫はものすごくお酒に弱いんです。私と付き合って間もない時にも正体がわからなくなり、寝たことはありました。
だから翌朝彼がどういうリアクションを取ったのか、それが嘘でも何でもなく、本当に覚えてないんだというのは私にもよくわかっています。
その時は付き合っていたので、深く考えていなかったし、酔った勢いで彼女を襲うなんてよくあること、かわいいな、と思っていました。
彼も自分で酒はだめだとわかっていて、外では飲まないようにしているし、飲んでも日本酒は飲まない、ビール1杯だけ、など制限していました。
最近はもう体質が受け付けないんだと言って、全く飲んでいなくて、私も無理して飲まない方が体のためだと思っていた矢先でした。
相談に乗ってほしいだか何だかで行った居酒屋で、日本酒を飲ませたらしいです。どうやったのかわかりませんが、そのまま自宅に連れて帰って既成事実を作るなんて、すごい女だと思います。
こんな風に手紙をしたためるなんて、普通の女ではない感じがして背筋が寒くなりました。
さて夫を責めるべきなのか…
子どもでもメールが一般的となっているこのご時世、まして結婚していて家庭のある男性に手紙で思いを伝えてくるなど、私への挑戦状としか思えません。
夫はこの手紙をなぜ持ち帰っているのか、これはもう聞かないわけには行きません。
その夜子どもが寝た後、私は夫にラブレターを差し出しました。
夫は、絶句していました。
確かに関係はあったと認めました。
夫は時々会社に泊まり込むときがあり、ある日、相談があるからと食事に一緒に出て、戻るつもりが、そういうことになってしまったようです。
そしてその手紙はおそらく彼女がこっそりと夫のカバンに入れたもの、夫は気づかずに持って帰ってきていたんです。
気持ちは全くない、と土下座せんばかりの夫を、状況がわかるため、許すしかできませんでした。
とりあえず私たち夫婦は問題ないので、、、。
子煩悩で家族思いの夫と、こんなことくらいで別れるつもりはありません。
したたかな女の存在に私はおびえてたまるもんか、です。
とりあえず、仕事で一緒にやていかないという立場なら、私にはもうどうしようもありませんが、夫を信じて、この先も一緒にやっていこうと決めています。
それにしても、本当に、こういう女性がいるのですね。
うちの夫はものすごく優しいですが、わざわざターゲットにするような魅力があるかと言われたら、妻の私でもわかりません。
夫がモテるのはいいことだと、思い込むしか納得できなさそうです。
旦那の浮気相手が男だったら、離婚しますか?しませんか?
運命的な彼との出会いと結婚
私の夫は中性的な雰囲気を持ったきれいな人です。
私はそこに惹かれてお付き合いをし、そのまま縁あって結婚しました。
私が32歳、夫が27歳、そのとき夫はまだ定職についておらず、ライブハウスで地道に活動を続けるバンドマンでした。
私は別のバンドのファンで時々ライブを見に行っていたのですが、たまたま彼らのライブを見て特に彼に一目ぼれして、ファンになって連絡先を交換するなど努力して彼女の位置をゲットしたんです。
同棲して私がすべて面倒を見てあげていました。
彼も私に感謝してくれていましたが、30歳目前で、バンドが解散、そろそろ潮時かなと、知り合いの店に就職を決めてプロポーズをしてくれたんです。
これも含めて受け入れるべきか
私は彼が真剣に私とのことを考えてくれていたことに感激しました。
やはりバンドマンなどは、浮世離れしたところがあるし、いくら私が好きでも相手が同じ熱量で愛してくれているとは思わないほうがいいとどこかで結婚はあきらめていたんです。しかも私は年上です。
彼に釣り合うようなきれいな容姿を持ち合わせているわけでもありません。
それでも彼は、女の中で一番好き、と言ってくれていました。
この「女の中で一番好き」というセリフがのちにアダになって帰ってくるとは想像もしていませんでした。
私としては、最高の褒め言葉だと思っていました。
取り立てて美人でもない私の顔が一番好きだと思ってくれていることに、すごく照れくさくて、うれしかったんです。
大きなショックが降りかかりました。
彼は結婚後、まじめに働いていましたが、バンド時代の仲間ともそのまま親交があり、時々誰かの家に泊まって帰ってこないことがありました。
でも、私よりも長い付き合いである彼らとのことを嫉妬したり、辞めてほしいとも言えず、今はまだ子どももいないし、少し位息抜きさせて上げようと寛容な気持ちで許していたんです。
でも、それは大きな勘違いでした。
たまには私もお邪魔しようかなと、こっそりいつものバーに覗きに行ったんです。
すると、そのバーの路地裏に彼がいました。
駆け寄って声をかけようとしたとき、もう1人隣に誰かがいて、彼はその人にもたれかかるように、キスをしだしたんです。
その相手は、元バンドメンバーの男性でした。
酔って男どうしでふざけていしている感じではなく、恋人同士の雰囲気がありありと見えるそのきれいなキスシーンに、私は呆然と立ち尽くしていました。
普通に長いキスをして、満足げに見つめ合っている二人が私に気づいたのは、かなり後だったと思います。
悩んだ末に私が出した結論は。
私の夫は、バイセクシュアルだったんです。
私のことを好きなのは、確かだと言い切りますが、それがあのセリフに繋がったんだと思います。
私より前から、バンドの彼とはそういう関係があり、私と出会って一度解消したそうです。それは私のことを本気で好きになって、結婚対象と思えたからだそうです。
でも、酔うと昔の感情が高ぶってしまって、時々さっきみたいにしてしまうと、、、。
相手の男性も私に申し訳ないからもうやめようと思っていたけど、好きだったから、言われると拒めなくてと、謝っていました。
謝られていいよと言える状態ではなく。私にはもう少し時間が必要でした。
正直、まだ完全には受け止めきれていません。
そういう人がいることは知っているし、おかしいとも思いませんが、黙って私と結婚したこと、黙っていたなら一生隠しておいてほしかったこと、まだ彼への気持ちが残っているなら、裏切られたと判断してもいいものか、葛藤していると静観するのが正しいのか、わからないまま、とりあえず離婚だけは保留にして、結婚生活を続けています。
夫は、二度と彼に会わないと誓っていますが、それで、性癖というのは封印されるのでしょうか。
感覚が違いすぎるので、理解できる範囲を超えており、今後のこと含めもっと時間をかけて向き合っていくつもりです。
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